堕ちた天使

ナイチンゲールの沈黙、読み終えました。


舞台は小児病棟。眼の中にできた腫瘍「網膜芽腫」(レティノブラストーマ)で眼球摘出に怯え、不安になる子供たちを、看護師がメンタルサポートのために不定愁訴外来へ依頼…。話が佳境にさしかかってきたときに殺人事件が…。
という話。


バチスタと違って、これはモロにミステリー小説って感じでした。

この物語を読んでいくにつれて、
書かれている内容が頭の中に鮮明に浮かび上がってきていたので、
読書なのに火曜サスペンス劇場を見ている感覚でした。
事件の犯人は私にとって意外でしたが、こんな展開になるとはと思うと新鮮でした。


今回の主役は、小児科の看護師で歌姫の浜田小夜。
田口・白鳥ペアは脇役になっていましたけれど、白鳥のロジカル・モンスター*1ぶりは健在でした。

*1:詳しくは「チーム・バチスタの栄光」を読んでみてください。