『銀行取引の知識 (日経文庫)』

『銀行取引の知識』

日経ビジネス文庫に数多くある中のひとつ。
タイトルからして金融関係まるわかり。
来年から金融機関に勤める事になるし、銀行業務を少しでも分かっておきたいなと思って買ってみました。
銀行業務の基本は預金と貸出。
他には付随業務やコンサルティングのサービスを提供したりして、業務が幅広い。
預金のほうは、FP試験の勉強をするときにいくつか出てくるので理解しやすかったけれど、
貸出のほうは手形貸付、当座貸越、証書貸付などなど、ビックリするくらい細かく分類されて、
さらに、ローンの仕組みや小切手・手形の決済方法がかなり幅広いし、
相続時の預金取り扱いや外国為替時に行う取引など、
ハンドブックサイズの本がまるで百科事典のごとく、内容が盛り沢山!
かなり内容が濃かったです。
分かりやすい内容だとこんな感じ

 普通預金はいつでも預入れ、引出しができる預金で、(預入)金額に制限はありません。当座預金と違って利息付ですが、利率は各預金の中で最も低くなっています。昔は特別当座預金といわれ貯蓄銀行では…普通貯金といわれていました。最近では…自動口座振替制度、自動支払制度、総合口座などの取引が開発されています。「自動口座振替制度」とは…
(本書より抜粋)

普通預金はみんなが使っているからまだ分かるけれど、
貸出のことになるとこんなもんじゃない。
大学で金融関係の講義を受けたからといって、
一度読み通しただけで理解するのは難しいです。
ゲームの攻略本のような感じで2,3回読み通してみないと分からないかも。
銀行内のお仕事を知ってみたい人は読んでみる価値はあると思います。